2011年07月26日

多布施川夕涼みカヌー 開催要項

暑い真夏も川の上は別世界。
特に夕方は川面を渡るそよ風が暑さを忘れさせてくれます。
夏の多布施川は1年を通じてもっとも水量が多く、快適な川下りが楽しめる時期でもあります。
さあ、多布施川で夕涼みしましょう!!


多布施川は石井樋を起点に佐賀市内を潤す人工河川。
江戸時代に佐賀では水の神様とたたえられる「成富兵庫茂安」によって嘉瀬川の旧河道を利用して造られ、その風情あるたたずまいは佐賀の人々の憩いの場として親しまれてきました。
戦前は屋形船なども運航されており、昭和30年代頃までは蛍の乱舞する蛍の名所でもあったのですが、高度成長期に農業用水路として改修されその風情はかなり損なわれてしまいました。
その後はその反省から環境に配慮した改修に改められたため、上流部へ行くほど自然に近い環境が残され、川岸の全域が公園化されて日本一長い公園になっています。
新しい蛍の名所として蛍川も造られ、蛍川付近では蛍の乱舞も見られるようになりました。

多布施川には本流の嘉瀬川ではほとんど見られなくなったアリアケギバチ、オヤニラミ、ヤマノカミ、アオハダトンボなど、今では希少種となった生き物たちも多く棲んでいます。
また、多布施川はトンボ王国!!
たくさんの種類のトンボが生息しており、時期によって見られる種類が変わります。

『多布施川夕涼みカヌー』はそんな多布施川を流れにまかせてのんびり下るエコツーリングです。



多布施川夕涼みカヌー実施要綱

開催日 7月30日~8月31日までの火曜日、木曜日、土曜日
    ※8/6、8/13、8/16は開催できません。

時間 17時より
   ※この時間は『夕涼み』ということで決めている時間です。
   ご希望により早い時間に実施することもできますのでご相談ください。    

行程 多布施川起点付近~神野公園(川下り所要時間:1時間程度)
   *車での往復、レクチャーなど含めて全体の所要時間 2時間程度

集合 多布施川起点付近

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行動予定 漕ぎ方の簡単なレクチャー、注意事項説明の後ツーリング出発
     神野公園へ着いたら迎えの車を呼び、出発点へ車をとりに戻る
     多布施川起点で解散

募集人員 1日3名まで
     ※初めての方でも漕げる簡単なカヌーをご用意します。
     ※漕がないけど川下りしたい方。ご相談ください。(2名までOK)
     ※自艇参加者  何人でもOK
     ※必ず前日までにに申し込みをお願いします。

参加費  2,000円(自艇参加者は無料)

用意する物
・濡れてもかまわない服装(泳げる服装)
・スポーツサンダルまたはウォーターシューズ(泳いでも脱げないもの)
・着替え(履物含む)
・眼鏡着用者は眼鏡バンド
・飲料水など

参加申込 ベースキャンプ TEL:0952-29-2820
             FAX:0952-29-8504
     担当:田中信明 e-Mail:nob@basecamp-jp.com

by nob  


Posted by アウトドアショップ・ベースキャンプ  at 19:48Comments(0)ラッコ隊活動計画

2011年07月19日

カヌー体験会in川上峡

店員の竹です

7月17日、
ぎらぎらと照りつける夏の日差しの中、
川上峡の【與止日女神社】近くにて
カヌー体験会&練習会が行われました



参加者は計5人で、ほとんど初めてという方々ばかり。
今回の体験会は「コンピカ冒険隊」のカヌー練習と合同での開催のため、賑やかなものでした





川上峡は貸しボートと等が存在しないのが不思議なくらい、広い水上空間をもっています
カヌーの練習にはうってつけです



川に落ちても溺れないように、【ライフジャケット】をしっかりと装着し、
陸上で漕ぎ方のレクチャーをしてから船に乗ります





また、流れの速く岩のある【瀬】へ行きたい場合は【ヘルメット】も必要です
(いずれもカヌーレンタル時に貸し出ししております)





今回試乗艇として持ってきたカヤックの種類につきまして
簡単にご紹介致します







:リバーカヤック …川で使うカヤック。リバーツーリング(川下り)用で、小回りが利く。
慣れれば思い通り動かせるが、全くはじめて乗りこなすのは難しいかも。

:シーカヤック  …海向きのカヤック。海を渡って島を巡る等が可能。全長が長くなっており、直進性が高くスピードが出るのが特徴。

:ファンカヤック …レジャー向け。安定性と直進性に優れている、ビギナーにも乗りやすい船。船を自由自在に操るという点では劣るため、流れの穏やかなところ向け。

:シットオンカヤック…コクピット(乗る部分)が開放型になっており、乗降しやすく安定性も高い船。操作性と安定性を併せ持ち、気軽に使えるため各種レジャーに大活躍。
1人乗りと2.5人乗りがあります



《…余談…》
シットオンカヤックは開放型で安定性があるため、物を持ち込んだりすることがある程度可能です。

…個人的に、広~い水上環境にて、シットオンカヤックでお弁当を持ちよって水上ランチとか面白そうな企画だとふと思いついたり。
(なんかデートイベント的な感じになりそうですが…^^;)

シットオンの可能性は無限大ですね











カヌーに乗ると目線が水面に近くになります

水上から見上げる岸や空は一味違う爽快さ
水面近くではそよそよと流れる空気が感じられ、心地よいです









カヌーのちょっとだけ恐ろしいところ…

カヌーは水面に浮いているため、重心が水面の方に傾くなど、バランスを著しく崩した場合…





ひっくり返ってしまいます
(なお、写真は故意にひっくり返した結果です)

静水域で普通に乗っている分にはあまりひっくり返ることはないでしょうが、
乗降の際は、慣れないうちはバランスを取るのが難しかったりします

バランスさえ取っていればひっくり返ることはないですよ!






さて、
川上峡の官人橋より北には【瀬】といって
流れが速く波立っている箇所がすぐ近くにあり、
静水域に慣れてある程度思い通りに漕げるようになった人には
スリリングなストリームを体験しに【瀬】へ向かうことができます


この日は水量が多く、【瀬】の音にも迫力があります
水の少ないときだと ワー とか シャー といった感じなのですが、
この日は ドドドド という感じです










【瀬】の出口あたりを流れる水というのは
水が一様に上流から下流に流れているわけではないので、
【瀬】の近くで留まったり、
左岸から右岸まで横切ったりということも可能です

流れが複雑なためバランスを取ったり漕いだりするが楽しめますが、
ひっくり返る可能性もやはり上がります



参加者の方もだいぶ楽しんでおられたご様子でした










《…ひとくち用語解説など…》




乗っているカヌーがひっくり返ることを
カヌー用語で「沈(ちん)する」といいます

川の中に入るのも楽しいですが、真夏でも川の水が意外に冷たいです








『カヌー体験会&練習会』開催要項はこちらです
次回は8月21日(10時~16時頃まで)に行います
お気軽にご参加、あるいはくお問い合わせくださいませ

  


Posted by 竹  at 21:33Comments(0)ラッコ隊活動報告